【現場改善】ムダの削減方法とは|生産管理の基礎知識

現場を改善したいけど、どうすればいいの?

ムダをなくすにはどうしたらいいの?

そんな疑問にお答えします。

本記事では、現場の改善する方法として、ムダを洗い出し、削減する方法について記載いたします。

生産管理歴10年目のわたしが今まで学んできたことや実体験をもとに、できる限りわかりやすく解説していこうと思います。

生産管理として働くのであれば、知っておいて損はない基礎知識となりますので、ぜひこの記事を読んで理解いただければと思います。

1.ムダとは

そもそもムダとは何なのでしょうか。そんな疑問にお答えします。

ムダとは、仕事をこなす上で何の付加価値も生まないもの、もしくは、過剰な工数、材料を消費しているものをいいます。

手待ちの時間を何もせず過ごしたり、仕事が暇だからといってだらだら時間をかけて仕事をしたり、必要もないのに作り過ぎたりすることをいいます。

現場作業において、ムダの発生は製造コストだけを跳ね上げるものとなり、経営を悪化させる要素になってしまいます。

企業が利益を上げ成長していくためには、少しでも多くのムダを削減し、QCDの向上を図っていかなければいけません。

ムダを削減することは、企業が経営を続けていくために欠かせない極めて重要なものなのです。

ここで、ムダを洗い出す前に、現場作業の種類について理解しておきましょう。

1-1.現場作業の種類

現場作業について、次の3つの作業に分類することができます。

正味作業

正味作業とは、付加価値を生み出す作業のことです。

具体的には

  • 部品を加工する
  • 部品を組み立てる
  • 溶接する
  • 塗装する

などの作業をいいます。

もっとも価値のある作業です。いかに正味作業の時間を増やせるかがカギとなります。

不随作業

不随作業とは、付加価値を生まない作業ではあるが、どうしてもやらないといけない作業のことをいいます。

具体的には

  • 材料の運搬
  • 部品の包装を解く
  • 治具交換
  • 木型交換

などの作業をいいます。

不随作業自体に付加価値はありません。やり方を見直し、できる限り短時間で終わるように工夫することが重要です。

ムダな作業

ムダな作業とは、何の付加価値も生まない作業のことです。

  • 手待ちの時間
  • 意味のない運搬作業
  • 包装を解く作業

などの作業をいいます。

ムダな作業は、価値も生まないですし、そもそもやる必要がない作業です。どんどん省いてムダな作業に費やしている時間を、正味作業の時間に当てれるようにしましょう。

2.ムダの削減方法

ムダは、次の7つに分類されています。

  1. 作り過ぎのムダ
  2. 手待ちのムダ
  3. 運搬のムダ
  4. 加工のムダ
  5. 在庫のムダ
  6. 動作のムダ
  7. 不良をつくるムダ

それぞれどんなムダなのか、どうすれば削減できるのか解説していきます。

3-1.作り過ぎのムダ

必要以上に作るムダのことで、7つのムダの中で最も悪いと言われています。

作り過ぎは、「在庫のムダ」、「運搬のムダ」、「動作のムダ」を発生させる要因になってしまいます。

削減方法としては、

  • 売れる量だけ作業・調達する
  • 作業者の教育、意識改革の実施
  • ロット単位を小さくする

などが挙げられます。

3-2.手待ちのムダ

部品が届くまでの待ち時間などの、作業をすることがなく、手待ちの状況を手待ちのムダといいます。

削減方法としては、

  • 1個流しに変更する
  • 負荷と能力の見直し
  • どうしても手待ちが発生する場合、別の作業を与える

などが挙げられます。

3-3.運搬のムダ

人や情報、モノが移動することにより発生するムダのことをいいます。仮置きや積み替えなどが該当します。

削減方法としては、

  • 工場レイアウトの改善
  • 運搬方法の見直し
  • 自動化

などが挙げられます。

3-4.加工のムダ

機械加工や溶接作業において、必要以上の仕上げ作業を行ったり、不要な検査などを行うムダをいいます。

現状の作業方法で発生するムダであるため、当たり前にやっている作業にムダが潜んでいないか検討することが重要。

削減方法としては、

  • 作業方法の見直し、改善
  • 技術改善

などが挙げられます。

3-5.在庫のムダ

作り過ぎ、手待ち中に余分に作ってしまう、在庫をもっているとすぐに納品できる意識、先取りは良いと思って発生しているムダをいいます。

削減方法としては、

  • 在庫品の適正量の設定
  • 平準化推進
  • 仕掛の減少

などが挙げられます。

3-6.動作のムダ

しゃがむ、探す、入れ替えるなどの人の動きのなかで付加価値を生まない動作のことをいいます。

  • 適正な標準作業の徹底
  • 標準作業の見直し
  • 機械化・自動化

などが挙げられます。

3-7.不良をつくるムダ

不良品を作ったことによる、補修や再製作にかかるムダのことをいいます。

削減方法としては

  • 品質改善
  • 異常が発生したら、ラインを止める
  • 教育・訓練の実施

などが挙げられます。

4.まとめ

現場には数多くのムダが必ず存在しています。

徹底的に洗い出し、一つずつ削減していき、現場を改善することで、企業の経営にも大きく関わってきます。

怖いのは、多くのムダが存在しているにも関わらず、昔から当たり前にやっている作業だからといって、疑うこともせず、ムダに気づかないことです。

意外と、当たり前にやっていることにこそ、多くのムダが潜んでいるのです。

ぜひ一度、当たり前にやっている作業に疑問を持ち、ムダが潜んでいないか疑ってみて下さい。

では、本日は以上となります。ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました