3つの生産方式を理解しよう|生産管理の基礎知識

個別生産・ライン生産・ロット生産ってなに?

どの生産方式が良いの?

という疑問にお答えします。

生産管理として働く人は、「個別生産」、「ライン生産」、「ロット生産」という生産方式について一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

聞いたことはあるけど、詳しく理解していないという方もいるのではないでしょうか。

生産管理として働くのであれば、知っておいて損はない基礎知識となりますので、ぜひこの記事を読んで理解いただければと思います。

ちなみに、わたしは生産管理歴10年目で、今でも現役で働いています。

そんなわたしが今まで学んできたことや実体験をもとに、できる限りわかりやすく解説していこうと思います。

1.個別生産とは

個別生産とは、個別の注文に応じて生産を行う方式です。

1つの注文に対して、1回限りの生産を行います。
多品種少量生産に向いています。

造船メーカーやオーダーメイドの靴の製造などに採用されています。

オーダーメイドで靴を作る場合、お客の足のサイズを測り、お客の指定する材質や色で、そのお客にあった世界に1つだけの製品を1回だけ製作すると思います。

このような生産方式が個別生産と呼ばれています。

注文を受けてから、仕様を決め、詳細が決まったら、1つずつ生産するという方式のため、どうしてもリードタイムが長くなってしまいます。

また、特別な仕様で、1つずつ生産するため、製品の価格もどうしても高くなってしまうのが特徴です。

2.ライン生産とは

ライン生産とは、所定の期間、ひたすら同じ製品を生産し続ける方式です。
小品種大量生産に向いています。

流れ作業方式とも言われ、工場にベルトコンベアを整備し、コンベア上に流れてきた製品に対し、作業者が部品を組んでいく方式が一般的です。

ライン生産では、各作業者に割り振る業務量を均一にすることが重要となります。

注文が入ったら即時に出荷を求められるような製品の生産に向いています。

また、大量生産を行うため、コスト削減を実現できることにより、安価な価格を設定することができるのも特徴です。

ライン生産では、作業者の仕事が単純作業になってしまう為、技量の向上やモチベーションの維持が難しく、離職につながってしまうという問題も抱えています。

現在では、消費者のニーズや価値観が変化してきているため、ライン生産からセル生産と呼ばれる生産方式に切り替わってきています。

2-1.セル生産とは

セル生産とは、1人または少人数の作業者が組み立てから完成まで一貫して行う方式です。

ライン生産とは違い、ベルトコンベアを使用せず、設備や工具をU字などに配置し、1人または少人数で作業を行います。

必要に応じて、編成の組み換えが容易であるために、多品種少量生産が実現できます。

また、作業者の作業も単一化しにくいため、モチベーションの維持が図れます。
反面、多くの作業を覚えないといけないので、教育が難しいというデメリットもあります。

3.ロット生産とは

ロット生産とは、製品の種類ごとに生産量をまとめて生産する方式で、複数の製品を交互に生産します。
中品種中量生産に向いています。

ロット生産は、金型の交換が必要とされるような生産で採用されています。

金型交換などの段取りが発生するため、いかに段取り時間を削減できるかがカギとなります。

5.まとめ

最後に、個別生産、ライン生産、ロット生産について特徴をまとめておきます。

 特徴
個別生産1つの注文に対して1回限りの生産を行う
多品種少量生産に向いている
リードタイムが長い
製品の価格が高くなる
ライン生産所定の期間、同じ種類の製品を生産し続ける
小品種大量生産に向いている
注文後即出荷できる
価格を安くできる
作業者の作業が単純化となり離職につながる
時代の変化により、セル生産方式に切り替わってきている
ロット生産製品の種類ごとに生産量をまとめて生産する
中品種中量生産に向いている
段取り時間を短くすることがカギ

今回は以上となります。ありがとうございました。

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