MRP、MRP2とは|生産管理の基礎知識

MRPって何?

MRPの目的やメリットってどんなものなの?

という疑問にお答えします。

 

前回、生産管理のメイン業務である、「生産計画」について解説しました。

今回は、前回少しだけ触れた、MRP、MRP2について解説いたします。

MRPとはどんなもので、MRPの目的やメリット、課題などもご紹介します。

生産管理として働くのであれば、知っておいて損はない基礎知識となりますので、ぜひこの記事を読んで理解いただければと思います。

ちなみに、わたしは生産管理歴10年目で、今でも現役で働いています。

そんなわたしが今まで学んできたことや実体験をもとに、できる限りわかりやすく解説していこうと思います。

1.MRPとは

MRPとは、「Material Requirements Plannning」の頭文字をとったもので、資材所要量計画のことです。

簡単にいうと、生産計画をもとに立てられる、部品や原材料の必要数の計画のことです。

MRPでは、部品や原材料がいつまでに、どのくらい必要なのか計画します。

MRPの歴史は深く、1970年代にアメリカで考案され、1970年代後半から日本でも広まりました。

現在では、在庫管理に利用されることが多いです。

1-1.MRPの目的

MRPの目的には、以下のようなものがあります。

  • 在庫の適正化
  • コスト削減
  • 納期改善
  • 生産性の向上

MRPは「必要なものを」、「必要なときに」、「必要なだけ」用意するための計画であるため、QCDの改善が期待できます。

1-2.MRPのメリット

MRPのメリットは、計画を上手く立てることができれば、在庫の過不足をなくすことができる点です。

常に適正量の在庫数を維持できると、生産が効率的に進み、ムダな在庫も発生しない為、経済的な生産の実現もできるようになります。

1-3.MRPの課題

MRPは「プッシュ方式」とも言われ、計画をもとに生産を進めて行く方式です。

計画主導で生産が進むため、後工程がトラブルで作業が止まっていたとしても、前工程は計画通り生産を進めてしまいます。

これにより在庫が増えてしまう可能性があります

2.MRP2とは

MRP2とは、「Manufacturing Resource Planning」の頭文字をとったもので、生産資源計画のことです。

MRPは部品や原材料の計画でしたが、それに加えてコスト人員物流までカバーした計画になります。

全工程を踏まえて、出荷計画、生産計画、資材の調達計画を立てます。

3.ERPへの移行

現在では、MRP、MRP2をさらに発展させたERPが主流となっています。

3-1.ERPとは

ERPとは、「Enterprise Resource Planning」の頭文字をとったもので、総合基幹業務システムのことです。

最新のIT技術を取り入れ、受注から出荷までの一連サプライチェーンと人事管理、販売管理、生産管理、購買管理、会計管理、営業管理を含めた企業の基幹となる業務を支援するシステムです。

4.まとめ

最後に、MRP、MRP2、ERPについてまとめておきます。

 特徴
MRP資材所要量計画のこと。部品や原材料の必要数を計画する。
MRP2生産資源計画のこと。部品や原材料に加えてコスト・人員・物流までを計画する。
ERP総合基幹業務システムのこと。人事、販売、生産、営業など受注から出荷までの一連の業務をカバーした計画。

今回は以上となります。ありがとうございました。

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