IE(インダストリアル・エンジニアリング)とは?|生産管理の基礎知識

IEって何?

IEってどんな手法で、どう活用するの?

そんな疑問にお答えします。

生産管理として働く人であれば、知っておかなければいけない「IE」とは、どんなものなのか、どんな場面で使えば良いのかなども加えて解説いたします。

聞いたことはあるけど、詳しく理解していないという方にもわかりやすように解説いたします。

生産管理として働くのであれば、知っておいて損はない基礎知識となりますので、ぜひこの記事を読んで理解いただければと思います。

ちなみに、わたしは生産管理歴10年目で、今でも現役で働いています。

そんなわたしが今まで学んできたことや実体験をもとに、できる限りわかりやすく解説していこうと思います。

 

同じ改善手法の、「VE」についてはこちら

 

1.IEとは

IEとは、Industrial Engineering(インダストリアル・エンジニアリング)の頭文字をとったもので、経営工業と呼ばれています。

簡単に説明すると、人やモノの動きを細かく分析し、ムダを見つけだす改善手法のことです。

IE手法を用いることで、今まで見えていなかった現場のムダやムラを発見することができ、対策を講じることで効率的かつ経済的な生産を実現できます。

IE手法では、人の動き、モノの動きを「ねじを締める」、「手を伸ばす」などの作業まで細分化し、ムダがないか追究していきます。

現場の改善には必要不可欠な手法となりますので、生産管理として働く人は絶対おさえておきましょう。

IE手法には、下の3つの手法があります。

  • 工程分析
  • 時間研究
  • 連合作業分析

では、それぞれについて見ていきましょう。

1-1.工程分析

工程分析とは、材料が加工され製品になる間の部品や材料などのモノの動き、人がどのように作業しているかという人の動き、運搬過程などを分析する手法です。

工程分析をおこなう際に用いられるのが、工程図記号です。加工は「〇」、運搬は「⇨」、数量検査は「̻☐」などで表します。

工程図記号を線で結んだ図表を作成し、工程の流れを分析し、問題点を抽出していきます。

工程分析を用いる場面として

  • リードタイムの短縮を図りたいとき
  • 改善を進める上で、優先的に改善すべき工程を見つけたいとき
  • 工場レイアウトや運搬方式の変更を検討したいとき

などがあります。

このような場面で活用していくと大きな効果を期待できます。

 

1-2.時間研究

時間研究は、作業を要素作業単位に分割し、その作業ごとに必要な時間を調査し、分析することです。

作業は「単位作業」と「要素作業」に分けて考えられます。

単位作業とは、1つの作業を行うための最小の作業区分のこと。具体的には「ねじを締める」、「部品をとる」といった作業のことです。

要素作業とは、単位作業を構成する要素のことで、目的別に区分される一連の動作のことです。具体的には「腕を伸ばす」、「手を曲げる」などです。

時間研究を行う際は、ストップウォッチや動画を用いて、作業にかかる時間を測定します。

この測定値をもとに、改善案を練ったり、標準時間設定の基礎データとして利用します。

時間研究は、作業時間の短縮を図りたいときに活用します。たった5分の改善でも、毎日行う作業であれば、長い目で見ると大きな改善になります。

1-3.連合作業分析

連合作業分析とは、人と設備・機械が連携して行う作業を分析する手法のことです。

「人と人」もしくは、「人と機械」の連携作業を連合作業といいます。

連合作業分析では、人と機械の作業内容を3種類に分けて分析を行います。

  • 単独作業
  • 連合作業
  • 不稼働(手待ち)

人にしろ、機会にしろ不稼働が一番もったいない時間となりますので、いかにして不稼働の時間を減らすかがポイントとなります。

連合作業分析は、加工中の加工担当者の手待ち時間を減らしたい、加工段取り中の機械の不稼働時間を短縮したいなどの場面で活用できます。

2.まとめ

最後にIEについて、図でまとめてみました。

では、今回は以上となります。ありがとうございました。

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